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日本特殊陶業 新規事業につながる研究開発の在り方

◆企業名

・企業名:日本特殊陶業株式会社
・本社住所:名古屋市瑞穂区高辻町14-18
・創立: 1936年10月26日
・資本金:47,869百万円
・事業内容:(1) スパークプラグおよび内燃機関用関連品の製造、販売(2) ニューセラミックおよびその応用商品の製造、販売、その他

◆依頼内容

新事業の創出に会社全体で取り組んでいるが、研究開発の領域だけで考えていても事業化に結び付けることが難しいと感じておられました。
課題はいくつかあるように見受けられましたが、研究開発部門で苦手意識の強い顧客ニーズについて考える機会をご要望いただきました。

◆発注経緯

弊社代表秦のオープンセミナーや弊社オンラインセミナーを聴いた部門長から、社内で紹介してくださいました。数回の打ち合わせを経て、ヒアリングを得意とするコンサルタントをご提案しました。

◆サービス内容

まずは、部門全体を対象とした講演「新規事業につながる研究開発の在り方」を行いました。技術や素材を専門とする研究開発部門の方々も、顧客への提供価値を考えることで、より具体的かつ現実的な新事業や新製品を発想することができるようになることを事例やワークを交えながら話しました。
その後、希望者を対象とした「顧客を知る」ためのワークショップを半日×2回実施しました。顧客の潜在ニーズを理解するためのヒアリングのコツをお話し、ワークやロールプレイで練習した後、インターバルワークでは実際にクライアントへヒアリングを実施。普段直接顧客と接点の少ない研究開発担当者も、研修の過程で実際に体験することで、ヒアリングに対するハードルが下がり非常に多くの気づきを獲得されたようです。

◆クライアントからの評価

ヒアリングに苦手意識を持っていた方が多いように感じましたが、「実際にヒアリングをやってみると、思っていたよりも難しくなかった。」「気軽に答えてもらえたり、思ってもいなかった回答を引き出せたりと、想像以上の成果を得ることができた。」「○曜日の午後に連絡を入れるとアポがとりやすい」といったような声をいただきました。新たな気づきが得られたようです。また、その気づきを部内で共有することで活動が広がりそうな気配でした。

同ワークショップを受講された方が弊社のオンラインスクールへもご参加いただき、より体系的に顧客への提供価値を含めた事業開発の一連のプロセスを学んでいただきました。
また、顧客へのヒアリング、潜在ニーズを探るという取り組みは、メーカーの研究開発部門に限らず、ITや金融業界のコンサル営業担当からの引合も続き、業界を問わずに提供しております。